エッセイ

エッセイ「電撃的 春夏秋冬」第18回

『伏見つかさと九月の新学期』
伏見つかさ

【著者プロフィール】第12回電撃小説大賞に応募した『十三番目のアリス』で'06年にデビュー。'08年に刊行した『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』は電撃文庫の大人気シリーズとなった。最新作『エロマンガ先生(5) 和泉紗霧の初登校』は今月発売!

 九月といえば、新学期。

 楽しかった夏休みが終わり、二学期が始まり、段々涼しくなってきて……さあ新しい生活が始まるぞ! これから秋冬がんばっていこう! とまぁ……私にとって九月とは、そんなイメージです。
 学生ではなくなってから何年も経ちましたが、いまもそのイメージはさほど変わりません。というのも、私はデビュー以来、八月に新刊を出すことが多く、ちょうど九月がその反省をする時期だからです。「今回のお話はどうだったかな」「楽しんでもらえただろうか」「ここはウケた。でもここはダメだった」「次はもっとこうしよう、ああしよう」「さあ次のお話を書いていこう!」――そんなことを考える反省の月なのです。(今年は八月ではなく、九月に新刊を出しましたのでよろしくね)。
 経験上、九月にしっかり反省をして、態勢を立て直すと、一年の後半戦でよい成果を得られることが多いです。これを読んでいる皆さんが、学生なのか、社会人なのか、はたまた同業者なのか――それはわかりませんけれども、きっと多くの方にとって、八月は、イベント盛りだくさんの熱い季節だったことでしょう。楽しいこと、イヤぁなこと、成功したこと、失敗したこと。色んなことがあったはずです。
 夏の疲れを癒し、夏にやってきたことを振り返り、美味しい秋の食材を食べて、よき一年を送るための糧とする。皆さんにとっても、九月がそんな季節になりますように。季節の変わり目ですけれど、風邪とかひかないようにね。

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