エッセイ

エッセイ「オトナ履歴書」第8回

九岡 望

『エスケヱプ・スピヰド』にて第18回電撃小説大賞<大賞>を受賞し、同作で2012年にデビュー。最新刊『エスケヱプ・スピヰド 伍』は今月発売!

[ Question1 ]
―子供のころの夢は何でしたか?
忍者でした。どうやら不可能らしいと気付いたのは中学に入ってからです。
[ Question2 ]
―20歳のころは何をしていましたか?
てろてろとダメ学生やりながら趣味用とサークル用と応募用の小説を書いてました。これまでの人生において一番テキトーな期間だったと思います。そのテキトーさが今の人生に活きて……活きて……る。多分。
[ Question3 ]
―小説を書こうと思ったキッカケは?
創作意欲がまずあって、その中で文章媒体が最も僕の性に合った為です。色んな本を読んで「日本語って美しいな」と思いまして、じゃあそれを自在に操れるようになったらどんなに楽しいだろうと。
[ Question4 ]
―大人になって良かった、と思う瞬間は?
自分のペースで生きていけること。仕事が生活の中心としても、細かいところまで、生活スタイルというか生き方を決められる(もちろん相応の責任を持って)のはそれ自体がとても楽しいです。人生マイペース。
[ Question5 ]
―大人にならなきゃ良かった、と思う瞬間は?
人に歴史ありと申しまして、大人になるだけ過去も分厚くなります。そこには当然恥ずかしい記憶もあるわけで。それは避けられぬ道ながら、恥の過去を唐突に思い起こす瞬間は「うわァ~~ッ」となります。寝る前とか。
[ Question6 ]
―大人になった今の夢は何ですか?
忍者は無理だったので、代わりに昔夢見たそれのような「超カッコイイもの」を創作の世界にバッチリ表現するのが夢といいますか目標です。表面上だけのものでなく、誰かがそれを読んで「憧れ」を抱けるようなものを。
NEXT

次号は12月新刊『鮎原夜波はよく濡れる』の水瀬葉月先生が登場!

※画像を無断転載することは一切禁止します。

PAGE TOP