エッセイ

エッセイ「オトナ履歴書」第4回

神崎紫電

2007年、『マージナル』で第一回小学館ライトノベル賞を受賞、小学館ガガガ文庫より出版された同作でデビュー。2011年に『ブラック・ブレット』が電撃文庫より出版された。

[ Question1 ]
―子供のころの夢は何でしたか?
両親が言うには、どうやら幼い頃から洟垂れ小僧だった神崎氏は、小学校の卒業文集に「ゲームクリエイター」なる夢を書き連ねていたと聞き及んでおります。
[ Question2 ]
―20歳のころは何をしていましたか?
三度落選を経験したのち、幸運にもその年の冬にガガガ文庫で大賞をいただいてデビューの準備を始めていた頃合いです。あの頃は緊張しつつも顔を輝かせ、未来に希望を持っていたように思います。ここからが本当の地獄の始まりだとは露とも知らずにね。
[ Question3 ]
―小説を書こうと思ったキッカケは?
高校卒業時の岐路に立って、生まれて初めて自分がなりたいものを真剣に考えました。生涯勤められる安定した職業に未練がなかったわけではないのですが、最終的に、一回しか無い生涯を真剣に生きたいと思いキーボードを叩き始めました。
[ Question4 ]
―大人になって良かった、と思う瞬間は?
エロ本が買え――ゴホンゲフン。自分の場合は一人暮らしをしてあらゆることに自分で責任を取って生きなければならないというのが大変刺激的でした。大手を振ってエロ本を買えることにはさっぱり魅力を感じません。
[ Question5 ]
―大人にならなきゃ良かった、と思う瞬間は?
締め切りの足音が近づいてくるときは人生投げ出したくなります。
[ Question6 ]
―大人になった今の夢は何ですか?
ライトノベル業界全体を活性化させることですね。ソシャゲーや他の娯楽産業に本を読む時間を持って行かれるのは、どう言いつくろっても我々作家と編集者の責任です。とりあえずは一千万部売って、私の本を読んだ読者が「我もまた未来の神崎紫電にならん!」と憧憬の炎をともし、有能な人材が大量に業界に入ってくる「善の循環」を作り上げることです。この循環なくして業界は滅びを免れられません。
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次回は『ブギーポップ』の上遠野浩平先生が登場!

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