新作紹介

電撃文庫

たとえばラブとカミサマーデイズ。

  • 著者/ハセガワケイスケ
  • イラスト/堀泉インコ
  • 定価/(本体630円+税)
  • 2015年7月10日発売
  • ISBN 978-4-04-865241-4

カノジョは、『神さま』になって帰ってきた。
初恋をしてた、あの時の姿のままで。

 キミとオレのワールドエンド。
 これはつまりそういう話だ。
 十年前、流れ星と共に消えたカノジョは、オレの前に『神さま』になって帰ってきた。どんな願いも叶えてくれる、とびっきりの美少女として。オレの退屈で怠惰なスクールライフが、神さま少女・統原小春子の手でポップに彩られていく。早すぎる夏の初雪、映研での想い出づくり、二人きりの天体観測――。
 そして再びの『流れ星』。そこでオレは、カノジョの『真実』に気づく。キミとオレのワールドエンド。これはつまり、そういう話だ。

たとえばラブとカミサマーデイズ。

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電撃文庫

たとえばラブとカミサマーデイズ。

カノジョは、『神さま』になって帰ってきた。 初恋をしてた、あの時の姿のままで。

キミとオレのワールドエンド。 これはつまりそういう話だ。 十年前、流れ星と共に消えたカノジョは、オレの前に『神さま』になって帰ってきた。どんな願いも叶えてくれる、とびっきりの美少女として。オレの退屈で怠惰なスクールライフが、神さま少女・統原小春子の手でポップに彩られていく。早すぎる夏の初雪、映研での想い出づくり、二人きりの天体観測――。 そして再びの『流れ星』。そこでオレは、カノジョの『真実』に気づく。キミとオレのワールドエンド。これはつまり、そういう話だ。

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これは、神さまになった少女をめぐる、
ポップに彩られたひと夏の少年少女の物語り。

 砂のようにこぼれる星の光を捧げよう。
 バイバイ。
 サンキュー。

 このあまくてすっぱい、

 この初恋に、

 ――捧げよう。




<登場人物たち>

  • 小太鼓理汰(おだてりった)

    小太鼓理汰(おだてりった)

    「オレそんな人が良さそうな人相してないだろ」

    臺場髙校一年B組所属のオレのことです。ヒマという青春を謳歌している十五歳。『便利屋オダテ』と呼ばれ、いつも色んな用事を頼まれる。いやまぁヒマだから良いんだけどさ

  • 橙櫺曾太郎(おれんじそうたろう)

    「青春、謳歌してる?」

    二年C組所属。人の心を読む先輩。通称パイセン。いつもニコニコというかニヤニヤしていて、何考えているかわからないんだよなぁ。でもいざってときは頼りになる、そんな変人。

  • 統原陽愛子(すばるひよりこ)

    統原陽愛子(すばるひよりこ)

    「なんで私、話しかけちゃったんだろ……?」

    二年A組所属。文武両道かつ容姿端麗、周りからは女王と呼ばれる十五歳。オレとは接点が一つもなく、名前も覚えられていないレベルです。だけど、この夏オレと繋がりをもつことになります。

  • 統原小春子(すばるこはるこ)

    統原小春子(すばるこはるこ)

    「あたしね、――神さまになったの」

    オレの前から、一〇年前にいなくなった少女。こう見えて、統原陽愛子のお姉さん。カノジョは、また戻ってきたらしい。みんなの『願い』を叶える神さまとして。

<シーンダイジェスト>

  ♪

 このままでいいと、思ってしまった。
 私、統原陽愛子はどうしようもなく、天の邪鬼で、我が儘で、卑劣で、卑怯で、嫌なやつなんだろう。
 姉さんを認められないのに、都合のいいときだけ、そのあたたかさ、やさしさに身をゆだねようとする。いつまでたっても私の心は氷のように冷たく、陽のあたらない陰のよう。
 なのに、カノジョはそれすらも照らしだそう、温めようとする。
 その手で、その心で、その笑顔で。
 カノジョが居る世界の――矛盾。
 姉いわく、みんながスバルコハルコが居ることを受け入れてしまっているのは、
「世界がみずから矛盾の修正をした」
 だから。
 それはおそらく、矛盾を解決するために、矛盾する記憶の改変、歴史の改編が行われた。ということだろうか。
 矛盾を解決するために、あたらしく生まれる矛盾。
 私やオダテくん、あとニヤケ面先輩が矛盾に気がついたことも、世界が矛盾を改変したことで生まれた矛盾なのかもしれない。
 だとしたら、この世界はいつまでも矛盾を生み出しつづけるんじゃないだろうか。
 矛盾を解決するために、新たな矛盾が生まれる。さらにその矛盾すらも変えられていく。
 そうやって、永遠に矛盾ができていく。
「でも――」
 私は想う。
 元々、この世界は矛盾だらけだ。
 誰かが誰かに命令したり、人間同士で争ったり、ほかの動物を殺したり、誰かのたいせつなものを奪ったり、命が削られたり、失くなったり。奪われて、奪い返して、奪われて、のくり返し。
 矛盾が矛盾を生む。
「だったら――」
 このままでもいいじゃないか。
 十年前に居なくなった女の子はずが、此処に居たっていいじゃないか。
 どうせ、この世界はたくさんの世界を奪うんだ。
 だったら、ひとりくらいいいじゃないか。
 矛盾がなんだってゆうんだ。
 たとえば、それが――神さまであっても。
「――いいでしょ?」
「――ねえ、神さま」

 でも、
 いいワケなんてなかったんだ。
 それでいいはずなんてなかったんだよ。



 ひとつ。
 オレ、小太鼓理汰は、疑問を持つ。
「神さまだから、誰かの願いを叶える」
 カノジョは言ったとさ。
 神さまはそういうもんだよな。誰だって神さまにお願いをする。
 オレも今年の年明け、初詣で願った。
「成績が上がりますよう」
「とってもかわいい彼女ができますよう」
「弟の中学受験がうまく行きますよう」
「世界がそれなりに平和でありますよう」
 願いすぎた。最後のは申し訳程度に狙いすぎた。でも、そんなもんだろ? 誰だってそうだ。
 そこに神さまがいるのなら、願わずにはいられない。大きなことも、小さなことも。
「でも――」
 それなら神さまのお願いは誰が叶えるのだろう?
 神さまだって、何かを願いたいときがあるかもしれない。
 コハルコは神さまだけど、誰かの願いを叶えるから、自分自身の願いは叶えられないという。
 空から降ってきても、目からビームを出しても、雪を降らせても、それは自分の願いではないという。
「だったら――」
 誰かが、願ったんだ。
 コハルコにそんな願いを。
 だから、コハルコは叶えた。
 いったい、コハルコにお願いしたのは、誰なんだ。
 教えてくれ、神さま。

 でも、コハルコが帰ってきてくれるように誰かが願ったんだとしたら、オレはそのひとに感謝をする。
「ありがとう」
 ねえ、神さま。

★続きは本編で!

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