新作紹介

電撃文庫

赤村崎葵子の分析はデタラメ

  • 著者/十階堂一系
  • イラスト/霜月えいと 
  • 定価/(本体590円+税)
  • 2013年5月10日発売
  • ISBN 978-4-04-891622-6

 分析部――それは部長たる赤村崎葵子があらゆる事象を(勝手に)分析し、余人には想像も付かない驚きの(偏見含む)道筋によって(たいていはどーでもいい)結論を導く部活である。
 そう、彼女にかかれば結論はいつも藪の中。無駄にこんがらがった分析の先にかの美少女が導く驚愕と脱力の結論を、キミは把握できるか!? ひらめきと口から出任せとほんのちょっとのサービスででっちあげちゃう新感覚「分析」系ストーリー!

購入のご案内

現在下記のサイトからご購入いただけます

  • Amazonで購入する
閉じる

キャラクター紹介

  • 赤村崎葵子(あかむらさきあおいこ)

    ◆赤村崎葵子(あかむらさきあおいこ)

    自称:テル、由来は秘密。分析部の部長であり、あらゆる事象を分析しては正体不明の結論を導き、周囲を混乱と混沌のどん底へと誘う。

  • 加茂十希男(かもときお)

    ◆加茂十希男(かもときお)

    分析部部員。分析部の良心にしてツッコミ役、兼、たぶん主人公。毎度みるみるうちにややこしい状況へと巻き込まれてはぶっ壊れる。

  • 東道巡(とうどうめぐる)

    ◆東道巡(とうどうめぐる)

    すくすく育ちすぎちゃった系天然優良健康巨大女子。その明るさと身長では他の追随を許さず、そのぶん知力は若干低め。自称探偵部。

  • 大戸三雫(おおとみしずく)

    ◆大戸三雫(おおとみしずく)

    いかにも薄幸な雰囲気をまとう美人文芸部員。その印象と裏腹に身体の一部がやけに存在感豊か。推理には興味がなさそうだが……。

特別収録! 赤村崎葵子のタイトル分析はデタラメ

 

この分析、まさか本気? それとも……ただの無駄話!? 赤村崎葵子がその得意(?)の分析で周囲を混乱と混沌のどん底へと突き落とす新感覚分析系ストーリー『赤村崎葵子の分析はデタラメ』。でも、当の本人はそのタイトルに異議があるみたいで……? カバー(の背景)に収録されている本作一発目の分析を、ここにご紹介! ……な、長いな!

 

やぁやぁみなさん、赤村崎葵子の分析はデタラメのヒロイン役、みんな大好き赤村崎葵子ちゃんだよ! さて、いきなりだけど余談に入ろうか! ちょっとした裏話なんだけど、作者がはじめに用意した本書のタイトルは『ヴィルヘルムは分析する』というものだったんだ。しかしなぜかそちらの方は没になり、『赤村崎葵子の分析はデタラメ』という現在のタイトルに至ったのだけど……名指しでデタラメ!? 赤村崎葵子の分析はカンペキ、こうだろ!? こいつは許せん、このタイトルではまったく赤村崎葵子の名に傷がつく! タイトルの意味を明らかにしてやらなければなるまい。あいつの分析はデタラメだーなんて言わせはしない、見せてやろうじゃないか、私の実力を! 分析はデタラメでもまぁ見た目が可愛ければ許されるだろうけど! そもそも『赤村崎葵子の分析はデタラメ』以外にはなかったのか、なんでこれになったんだ? 分析をする小説なのに「分析はデタラメ」とか言っちゃって、逆効果にならないのか? 面白いね、これは良い分析対象だ。十階堂一系からの挑戦状というわけだね。やってやる、ヴィルヘルムが囁いている。さぁ分析開始だ! さてさて、まずは作者の十階堂一系が考慮したであろう条件を考えてみよう。名は体を表すというが、体を表すことだけが名前の役割ではない。それだけなら、イラスト●霜月えいとによろしくってことになるし。では、タイトルに必要な条件とは? まず一つ、小説という媒体は他のメディア娯楽――マンガ、映画、ドラマ等――に比べて内容の即時理解がすこぶる難しい。マンガならパラパラ読めばだいたいの雰囲気がわかるが小説をパラパラ読んだら何一つとして頭に入ってこないだろう? 容易には内容を把握してもらえない。しかし、内容を説明できなければ購買意欲をあおることができない。ゆえにタイトルと表紙だけで最大限に本の内容を説明しなければならない。この『説明』というのが一つ目の役割だね! では、説明とやらはいかにして満たされるのか? これは簡単だ、作品の象徴となるキーワードを埋め込んでやればいい。他作品と差別化のできる言葉が一つ入ればそれだけでタイトルとして高い識別力を得る。本書で言う『分析』だね。あとは表紙に書かれた霜月えいとさんのイラストを見てくれれば、私という可愛い女の子が分析をする話だと一目でわかるようにできている。『説明』という観点から言えばこのタイトル・この表紙には文句のつけようがない! だけどこれだけでは、なぜ『ヴィルヘルムは分析する』という原題が没になったのかがわからない。もう少し分析を深めてみよう。 本書は私が様々な事象を分析しつつ事態の真相を探る、という形式で書かれているけれど、これはいわゆる推理小説のフォーマットに近いんだよね。そこへもってきて『ヴィルヘルムは分析する』というタイトルは実にお堅い印象を振りまいている。カチッと組まれた完璧なロジックやアッと驚く斬新なトリック……そういったものを読者に期待させてしまう可能性がある。そう、この『期待』ってヤツが二つ目のキーワードではないかな? 本書がその期待に応えられるかというとこれがかなり疑わしい。何しろコンセプトが『適当な言い分で相手を言いくるめる』だから、完璧なロジックが組まれているとむしろ困るんだね! 私が分析するときはほとんど、ここを攻められると主張が崩れるという部分を残さなければならない、という制約が課せられているのだ! ゆえに、タイトルとして読者を裏切らないためには多少「こいつ大丈夫かよ」と思わせる脱力っぷりと、すべてがデタラメで崩壊していると思われないための制限、すなわち『デタラメなのは基本的に赤村崎葵子の分析くらいだぜ』という枠を作り上げる必要があったんだね! それらを兼ね備えた唯一にして美麗なタイトルが、『赤村崎葵子の分析はデタラメ』だったというわけだ! 分析終了! ってなんじゃそりゃー!! デタラメであることを前提に分析を進めるアホがどこにおるんじゃー!! なんで私だけがこんな目に遭わなければならないんだ! こういういじられ役は主人公たるカモトキくんがやるべきなのにィ……! ちなみに、作品の中で私はたいてい『テル』というニックネームで呼ばれているよ! 『赤村崎葵子』というフルネームは本編において五回しか使われていない! それどころか、私のことを『赤村崎』または『葵子』と呼んでくれる人もひとりしか登場しない! あれ? ということは、このタイトルは私のことをまったく説明できていないような……? あれあれ? ということは、読者の期待を裏切っているような? ………………。『赤村崎葵子の分析はデタラメ』! つまりは、こういう物語なんだね! よろしくゥ!

 

赤村崎葵子の混述の分析が炸裂する『赤村崎葵子の分析はデタラメ』その本領は文庫で確かめよう!!

SPECIAL スペシャルリンク

  • 電撃文庫25周年公式サイト
  • TVアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」公式サイト
  • TVアニメ ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン

PAGE TOP