新作紹介

電撃文庫

アイドル≒ヴァンパイア

  • 著者/上月 司
  • イラスト/アマガイタロー
  • 定価/(本体630円+税)
  • 2013年7月10日発売
  • ISBN 978-4-04-891756-8

“闇の存在”がスポットライトを目指す!? 金髪吸血姫さん、アイドルはじめました!

『さあ、私の下僕になりなさい!』突然俺に噛みつこうとした美少女は、北欧にあるフ ロンクルーグ王国の元・王女にして、吸血姫だった。
 そして日本が誇る国民的スーパーアイドル! ……になる予定の女の子。「崇拝され る」ことにより自身の『異力』を強め、吸血姫としてランクを上げるため……ということらしいが、その振る舞いを見ていると、ただのアイドル好きなお嬢様にしか思えず……。

アイドル●ヴァンパイア

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電撃文庫

アイドル●ヴァンパイア

“闇の存在”がスポットライトを目指す!? 金髪吸血姫さん、アイドルはじめました!

『さあ、私の下僕になりなさい!』突然俺に噛みつこうとした美少女は、北欧にあるフロンクルーグ王国の元・王女にして、吸血姫だった。 そして日本が誇る国民的スーパーアイドル! ……になる予定の女の子。「崇拝される」ことにより自身の『異力』を強め、吸血姫としてランクを上げるため……ということらしいが、その振る舞いを見ていると、ただのアイドル好きなお嬢様にしか思えず……。 (タイトルの●は「ニアリーイコール」の記号です)

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<シーンダイジェスト>

 

「いい? このあたしが『雪の牢獄』フロンクルーグ王国の元王女にして吸血姫、そして未来のスーパーアイドルでもあるフェリシア=スノウフィールドよ!」
「エリィ=ローと申すです。見ての通り、騎士です」
 公園でもそっくりそのまま同じ名乗りを聞いた気がする。もしかして自己紹介兼決めゼリフなんだろーか?
 そんな疑問を奏太が抱いていると、凛々華が微かに眉をよせるのが見えた。
「兄様。この自称王女はちょっと病院送りにした方がいいと思います」
「お前はもう少しオブラートに包むってことを覚えろよ。直球な上に悪意ありすぎだろ」

 

「現実と空想の区別がつかないよりはマシだと思います」
「それはそうなんだけどな……問題は、だ。そっちの王女様、マジで吸血鬼っぽい」
「…………兄様? それは、本気ですか?」
 訝しげな表情ではあるものの、凛々華は妄言と完全に決めつけるのを止めた。この辺りは素直な妹、って感じがして、好ましいポイントだ。
 これでもう少し人当たりが良ければなぁ、などと思いつつ奏太は「ああ」と頷いて、

 

「間違いねぇ、っていうのもアレだけどな。実際に血を吸われたし、どう考えても普通じゃ説明の付かない事態も目の前で見た。だから――」
「分かりました。とりあえず再起不能になるまで叩き潰しましょう」
「な、何を物騒な宣戦布告してくれてるのよ?! ちょっと奏太、あなたの妹はどういう危険思考してるの?!」
「兄様を名前で……! やはりこの害虫、一刻も早く排除して国元に送り返すべきです……!」

 

「シア様に危害を加えるつもりであらば、このエリィ=ローが騎士の名にかけてお相手するですよ……!」
「だああっ、落ち着けよお前等?! 特にそこのメイド服、室内で剣を抜くな、剣をっ!」

 

 いきなりのごちゃっとした展開に、奏太は慌てて立ち上がり場を納めようとする。「ですが兄様の血を吸うだなんて……そんなの、凛々華もまだしたことないのに……!」

 

「いや普通しねぇよ。常識的にないだろ、そのシチュエーション」
「そうよ、奏太の血を吸うのは吸血姫【あたし】の特権よ?」
「そんな特権もねぇよ!」
 話がちっとも進まないことに奏太は苛立ち、どうにか冷静さを保とうと深く呼吸をしてから、本題に戻す。
 どうして自分がこの二人を連れてきたのか……に、だ。

<キャラクター紹介>

  • フェリシア=スノウフィールド

    フェリシア=スノウフィールド

    十七歳。『雪の牢獄』フロンクルーグ王国の元・王女にして、吸血姫。そして日本が誇る国民的スーパーアイドル! ……になる予定の女の子。

  • エリィ=ロー

    エリィ=ロー

    十六歳。フェリシアの騎士兼従者。その役割通り(?)、騎士とメイド服を合体させたような不思議な衣装を着ている。言葉遣いが独特で、シアの敵や無礼な人間には容赦しない。

  • 山桜凛々華(やまざくら・りりか)

    山桜凛々華(やまざくら・りりか)

    十六歳。奏太の妹。私立新鳴館高校一年生。実は、中一でデビューし中三の冬に引退という、活動期間二年半で表舞台から消えた伝説のアイドル。

  • 山桜奏太(やまざくら・そうた)

    山桜奏太(やまざくら・そうた)

    十七歳。私立新鳴館高校二年生。面倒見が良いのにややぶっきらぼうで、すこし誤解されがちな性格。常にマイ木刀『風神丸』を持ち歩いているので、そのせいも少しあるかもしれない。

<異力の解説>

○フェリシアが操る不思議な力『異力(ヴェール)』とは?
吸血鬼としての能力を使う為に必要な力で、その能力の総称。昔は血を吸った相手から強制的に奪う形で己の能力を高められたが、代を重ねて能力が劣化した今の吸血鬼はそれが殆ど出来ない。代わりに自分への尊敬、信望、愛情などの精神エネルギーを集めることによって、様々な能力が使用可能になる。
そのレベルに応じて、

 

・吸血、及び吸血時に自分の体液を送り込むことで軽い酩酊状態にし、多くの快感を与える。
・霧を生みだす。小規模な炎なら掻き消すことが出来る。日光を遮ることも可能。ハイレベルになると自分の体を霧に溶け込ませ、霧の中なら瞬時に移動が出来る。
・蝙蝠、犬類に言うことを聞かせる。
・超回復。擦り傷、打撲くらいならすぐに治せるが、ただしとても疲れる。
・領域展開。信奉者が密集している範囲を己の領域として設定し、その領域内を天変地異から守り、土や水を豊かにしたり、怪我や病気の治りを早くしたりする。

 

―――といったものがある。

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