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書店員さんより届いた『スカートのなかのひみつ。』応援コメントを紹介!!!オリオン書店 ノルテ店/西室 浩之さま TSUTAYA 佐鳴台店/貝塚 知香さま
モノガタリのひみつ。同じクラスの八坂幸喜真(ルビ:やさか こうきしん)は、その名の通り“好奇心”に足が生えたような男だ。謎の棒、植木鉢、そしてボレロ。アイツの行動はいつも何がなんだかサッパリ。でもそんな“八坂らしさ”が起こすある奇跡のことを、その時の僕らはまだ知らなかった。
世界一の女装アイドル、赤いラインカーの美少女、そして時価八千万円の……タイヤ?? 
足下を吹き抜ける“蛇の息”が僕(ルビ:わたし)と私のひみつをさらけ出した時、八坂と“あの子”の愛の物語が幕を開ける――。
広瀬 怜(ひろせ れい) 丸井 宴花(まるい えんか) 天野 翔(あまの かける)
ヤサカコウキシンのひみつ。「彼はいわば“モテるデブ”の要素を備えた手練れだ。」by 天野 「少し八坂の話をしよう。彼と出会ったのは一年前、二年へ進級した春だった。その体型は優に百キロを超す巨漢……もとい“デブ”極まりなく、贅肉が椅子からはみ出し机をきしませ、体育以外は寝てるかブーブー唸ることで空腹をごまかす、まさにデブの申し子みたいな奴だった。クラス替えで一緒になった大男は授業初日にさっそく遅刻し、『道端でうずくまっていたお婆さんを助けていた』と大真面目な顔で言い訳したがなんと本当のことだった。八坂はお礼にもらった風呂敷いっぱいの饅頭をクラスみんなに配って歩き、手渡すたび楽しそうに自己紹介した。『俺の名前は八坂。留年生の八坂幸喜真だ』」
キーアイテムのひみつ。ラインカー 白線を引く二輪式のオーソドックスで真っ赤なラインカー。丸井が常に引いて歩いている。「頼もしいパートナー」のその中身は、丸井以外誰も知らない。 旗 広瀬たちが訪れた総合病院の中庭ではためいていた白い旗。二メートルほどある布地には、大きく墨で“愛”と書かれている。 ポスター 学校の化学準備室に貼られていた、未成年の喫煙・飲酒撲滅を訴えるポスター。色褪せたおじさんのイラストがもの悲しい。周りの壁には無数のポエムが落書きされていて……。 七重北高校のセーラー服 天野たちが通う高校の制服。とにかく“可愛い”と評判のそれは「ゴリラが着ても痴漢に遭う」と一部男子から称えられ、ネットオークションで取り引きされるのも納得の逸品。
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