【crucial notice】旧光十字特殊マニュアル、呪の項【on the pinup board】



 1、物理法則から逸脱した超常現象の内、生者・死者を問わず思考体の情念を原動力とするもの。中でも他者を傷つける力を指す場合が多い。


 2、巨大で体系化された神話宗教ほどの発達は見られないが、超自然的な存在やエネルギーにある程度の指向性を与える技術。豊作、雨乞い、病の治癒などが当てはまる。技術より血筋や想いの強さなどを重視する向きが強い。


 3、共通認識を持つ者同士が暮らす体系の中において、コミュニティを守るための内部懲罰として、神仏の力を借りて同胞を裁く行為やその力。神仏そのものが直接手を下すケースも。


 呪いや呪術の混同、訳語の問題も見られるが、言葉の意味は多様に分岐していくため、文献や証言の分析等には注意が必要。また、2のコミュニティを守るために3の神仏に願掛けする、3の神仏が粗悪に扱われて1の復讐に燃えるなど、定義をまたぐケースもありえる。