騎士メルクカッツがクロボ島へ渡った時、3匹の大型モンスターたちに遭遇した。
顔はサイそっくりで、鼻の上に角がある。灰色のゴツゴツした体は体長2メートルくらい。鉄製のヘルメット、胸と肩を覆う鉄製のアーマーを装備し、長槍を振り回す姿は十分に脅威だった。
先を急いでいた騎士メルクカッツは従者シュワデの機転により、モンスターたちとは一戦も交えることなくその場を回避することができたが、もし、そうでなかったら大変なことになっていただろうと後の日記に残している。
そのモンスターこそ、このアーマード・ライノである。鼻息も荒く、がっちりした体でドスドスと歩き回る姿は乱暴に見えるが、人間の言語も理解し、集団で行動する知能もある。
1対1であれば十分戦うに値するが、集団に取り囲まれたりすると、ほぼ勝ち目はないだろう。幸い、ただ好戦的という種族ではないので、まずは下手に出て話し合いに持ちこみたい。
備考:トゥルース大陸の小島にグレート・ライノ王国という王政の国がある。この国こそ、アーマード・ライノの国である。