<style> .santen{ margin: 0; padding: 0; word-wrap: break-word; white-space: normal; display: block; } .head00{ margin: 2rem 0; padding: 1em; background-color:#000000; } .head00_text{ padding-bottom: 0.3rem; border-bottom: solid 1px #ffffff; font-family: "Yu Mincho", "YuMincho", serif; font-weight: 600; font-style: normal;
font-size: 1.5rem; color: #ffffff; text-align: center; } .head00_link{ margin: 1rem 0 0 0; color: #ffffff; text-align: center; } </style>

吸血鬼の姉とゾンビの妹が雪にやられて立ち往生しているようだけどどうしましょう……イミテーションだけど
第一章

【crawler search】空気と燃焼性【you need word!】

 そもそも火が点く、物が燃えるという現象は物質が急激に酸化する化学反応を指す。つまり、たとえ摂氏数万度の高熱源と接触しても酸素を含む空気またはその代わりとなる酸化剤がなければ『炎が燃え上がる』事はない。これについては、LED以前の古い電球を思い浮かべると分かりやすいだろう。ガラス球の中が真空なら、フィラメントは燃えないのだ。……燃えないだけで熱エネルギーは伝わるので、太陽に抱きついても大丈夫、とはならないが。
 また、着火のきっかけに必ずしも火や熱を伴う必要はない。例えば物体に強酸を浴びせる事でも黒炭化、すなわち燃焼は発生する。短時間で酸素と目的の物質を結びつける、これが重要なのだ。
 特殊な条件としては、綿、羽毛、毛糸のように素材の内部で空気を溜め込むケースが挙げられる。空気と接する表面積が広いほど多くの酸素消費を促すため、燃焼の規模も大きくなる。ふわふわしたコットンの塊に火を放つと、あたかも爆発したような燃え方をするのは有名な話だ。
 通常は燃焼が穏やかか、あるいは燃えずに溶けたり焦げたりする物質でも、形状を整える事でその条件が変わるケースもある。たとえ金属やプラスチックでも、場合によっては『火柱を上げて激しく燃える』のだ。

前へ1|2|次へ >