【Unknown_Storage】伝達事項、最優先【file07】
(作戦行動中の全班各キャストへ通達)
天津ユリナを始末する。
理由を問う事は不可とする。
命令は承認された。具体的成功のために必要な人員・資材を即時投入する事。
なお、付近に天津サトリを確認。軍用シミュレータ・フライシュッツでも次の行動は予測不可。最大限に警戒せよ。
(以降はA班未満は閲覧不可)
回収班を装ってヘリで現場入りする事。
第一波として投入される人員・資材はいずれも稀少価値が高く見積もられているが、最優先はあくまでも天津ユリナの完全な撃破となる。
戦況の悪化により現地入りしたキャストの回収が困難と判断した場合は、回収を切り上げてでも空爆を敢行し、標的の始末と確認を優先せよ。この際、同じJB側への誤爆被害は一切不問と約束する。
見捨てられた各班のキャストは手持ちの資材で諸君を道連れにしようとするリスクもあるが、それさえも逆手に取れ。例えば呪いを送り返す儀式や身代わりの道具などを使い、呪いの行き先をねじ曲げれば、身内の怨念すらも天津ユリナへの攻撃に使える。
全てを味方につけて事に臨め。
(以降はS班未満は閲覧不可)
A班以下は全て陽動であり、あらかじめ算出された損失可能人材に過ぎない。彼らの結果を待つ事なく即時最適と思われる行動を取れ。結果、JB側への誤爆は一切不問とする。君以外のあらゆるキャストは、全て消耗前提の弾薬や防弾ジャケットに過ぎない。目的達成のため、消費を躊躇う事なく使い切れ。
もっとも、正規軍では使えない君なら指示の内容に関わらず躊躇はしないと思うが。
目的は一つ、くどいようだが何があってもここで天津ユリナを殺せ。組織内の損害は無視してもらって構わない。
核弾頭は三発、小惑星は一〇個、天津ユリナ攻撃のためこれらをひとまず君個人に貸与する。追加については事後報告で良い、好きなように使え。
君が最後の希望だ。必ず成し遂げろ。
以上だ。
(以降はSSS班未満は閲覧不可)
いつも通り、SSS班の存在もろとも、あなた様の事は誰にも知られておりません。
もちろんあなた様を縛るルールなど一つもありません。現場入りした後は、思う存分暴れてください。
エリュズニルの元首様へ。