【Pick up】領域策定【Net files】
先日お送りさせていただいた通り、地理的な条件を鑑みれば供饗市は合格ラインといったところでしょう。
流刑地と言うと孤島をイメージされるかもしれませんが、内陸でも多くのものが存在しました。供饗市の前身である居住地もそうした経緯があり、一見して海と山に囲まれた風光明媚な地方都市でありながら、実はいくつかの幹線道路と鉄道を封鎖するだけで容易に陸の孤島を作り出す事ができます。
また、我々の目的からすれば、単なる孤立化では条件が足りません。それならば南極か砂漠でも採用すれば良いだけの事ですから。
あくまで孤立化は最終措置、安全装置に過ぎません。
本懐を考えた場合、むしろある程度の人口密集地であり、高度な社会生活が営まれている事は必須。優先順位としてはこちらの方が高くあるべきです。
一定以上の経済活動が行われており、かつ、不測の事態が生じた場合は何段階かにレベルを分けて封殺作業に移る事ができる立地。
そう考えた場合、供饗市は日本国内はおろか世界的に見ても好条件と言えます。
また、市議会や警察、消防など各種根回しの必要性は当然ありますが、こちらについても供饗市は大変優れたバランスを保っています。例の国家増強計画特区の枠組みに収め、ヒモ付きの金を握らせるだけでほぼ全権を掌握可能となっております。
地方財政はどこも火の車。
というか、我々が動きやすいよう調整した結果でもあるのですが。
皆様の承認さえいただければ、すぐにでもタスクを開始します。
どうか、良き心でもって善き行いを導かれますよう。