プロローグ
──もし俺が、
学力の問題ではなく、
きっと、やりがいを見いだせるはずだ。
──もし俺の
看護師さんに
病院食の合間に食べるカップラーメンの異常な
木曜日の夜の苦しみも。
知らないままだったろう。
──でも俺が余命宣告受けていない系男子だったら。
カップルYouTuberになることも。
元カノとは再会することも。
そして、中学生らしからぬイベントを明日に
中学生らしからぬイベントとは、なにか。
俺と、ほのかの。
明日のほのかの
やがて、ほのかと出会った夜を思い出す。
あの夜も