男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。I ‐Time to Play‐〈上〉

序章 「記憶」

 あたたかいてが、

 とても、

 きもちいい。


 あたまが、

 ぼんやりと、

 してきた。


 ねむくなって、

 きた。


 でも、

 めのまえにあるものは、

 よくみえる。

 よくみえる。

 よくみえる。


 なにがおきたのか。

 どうしてこうなったのか。


 ぼくは、

 ずっとおぼえている。

 おぼえている。

 おぼえている。


 まだ、

 おぼえている。


 わすれられない。


 たぶん、


 いっしょう、


 わすれられない。