神々が支配する世界で〈上〉
【プロローグ】
無数の
その一方で、
空間も時間も定まっていない
ところが「今」。
次元
一方はクラシック、あるいはファンタジー映画的でスマートなフルプレートアーマーを着用し、
もう一方は近未来的、あるいは特撮ドラマ的なボディスーツの上に胸甲や手甲などの装甲を着け、仮面で顔を隠しヘルメットを
クラシックな方の戦士の得物は刃渡り一メートル前後の長剣。
近未来的な方の戦士の得物は全長二メートル半の大身
剣士が振るう長剣の一
二人は上も下もない
彼らが手を止めたのは一瞬だった。
「コォミヤァ、シュウスケェェェ!」
「アァラシマァ、コォウジィィ!」
剣士が応える。
穂先と刃先に討滅の光を宿し、二人の戦士が激突する。
幾度目になるか分からぬ激突を繰り返す……。
………………。
…………。



