カナエの星
山辺手梓の事情 1
私の頭は特別、出来の良い方ではないと思う。
私は、そういう雰囲気を持ち合わせていない。
せいぜい、押し出しが強いだけの
そんな程度だった自分に、不満があったわけじゃない。
ただ、
そんなことは、言われなくとも分かっている。人を
三学期になって、引き
皆、両親と同じで、山辺手梓は出来る人間だから出来る、としか思っていないのだ。特別頭の出来の良くない、平凡な私の本当の
息抜きというより、まるで
だから、その人を見つけたときは、不快感しか抱かなかった。
その人は、私だけの空間に



