わたし、二番目の彼女でいいから。8
傲慢でも。身勝手でも。どうしようもなく、笑って、と願わせてください。
傲慢でも。身勝手でも。どうしようもなく、笑って、と願わせてください。
教育実習生として東京に戻った桐島。そこには、橘さんの妹・みゆきちゃんの姿があった。桐島は彼女を透かして、高校時代の鮮烈な恋情を改めて感じとる。
一方で、やるべきこともあった。己が粉々に砕いた、京都の人間関係の修復。つまり、泣かせた相手を、もう一度笑わせることだ。
それがどれだけ傲慢なことでも。
それがどれだけ身勝手なことでも。
そう願ってしまうのは、きっと罪なのだろうが――。
ISBN | 9784049159141 |
---|---|
判型 | 文庫判 |
ページ数 | 312ページ |
発売日 | 2025年3月7日発売 |
定価 | 748円(本体680円+税) |