境界線上のホライゾン きみとあさまでGTA Ⅳ

第四章『エスカレーションin教室』

「あら浅間、何また椅子ガタアッとかさせて」


 正純は、立ち上がり掛けた浅間が、あ、と声をあげたのを聞いた。

 背後、浅間があたふたと袖と手を振りながら、


「あ、い、いえ、ちょっと難問が来ましたので身構えてしまって。あ、ははは」


 乾いた笑いを作りながら、浅間が着席する。

 その動作と音に対し、自分は、周囲の皆が何の反応もしないことに気づいた。


 ……これが普通か。


 そう思いながら、己は二問目を見る。


《第二問:”帆掛け船”とは、どのような技ですか。図解しなさい》

 どのような技だったろうか。


 ……し、知ってる! 知ってますよコレ! 多分、あれですよね!


 浅間は急ぎ、図解を始めた。


「え、ええと」


 女性が横向きに寝て、と、そんな図を上半身まで描いて、ふと自分は気づいた。


 ……私を描いてますよコレ! どう見ても。


 意外と上手い! と自画自賛してしまうが、ナルゼあたりだともっと凄いのだろう。

 だが、顔の描き込みを見て己はこう思った。


 ……表情もしっかりやった方がいいんでしょうかね……。


「ぬ……」


 自分のそういう表情を何処まで描けるのか。

 いや、私、素人ですし、あまり多くは望まれてないと思うんですけど。

 というか、


 ……誰も、鏡とか見てないですよね……。


 やはり鏡で後ろなどが見えるとカンニングになってしまうからだろう。

 ゆえに己は、紙上の自分に対し、


 ……こ、こう、……ですかねえ?


 頬の赤面射線を描きすぎた気がするが、誤差範囲としておこう。だが、


「え、ええと」


 帆掛け船。

 確か、こうだった気がする。

 以前、女子衆で、女性向け週間草紙のそういう特集を見てきゃあきゃあ騒いだことがあるのだ。

 喜美がこちらの身体を脚で挟んで、


「こう! こうよね!?」


 などとやってきてえらい目にあったものだが、まさかあのときの経験がここで活きるとは。

 だが、横向きで脚を開いているAパーツを描き、Bパーツ側を描き始めてから、自分はふと手元を見た。

 描いている男の姿が、どう見ても、


 ……あれ? これ……。


 彼だ。


 見覚えてる顔を無意識に描いたのもあるし、女性的なラインで描いた男性側の身体が、彼のラインに似ているというのもあるだろう。


「────」


 何やってんですか、と思うが、今から描き直しは不可能だ。

 絵としてのバランスが崩れる。

 大体コレはテストだ。

 ゆえに、


 ……ええ、教員しか見ないものだから大丈夫!


 そう、大体、自分は巫女、彼は全裸の変態です。

 芸風が合いません。

 そうですとも。

 たまたま全裸を描く際、全裸の彼がフィーチャーされてしまったに過ぎません。

 全裸を描くべきところで全裸を描いて何か不都合があるんですか? ええ?


 ……だから問題はありませんとも!


 しかし、己は、描いた後で、少々の不安を感じた。


 ……これで本当に合っているんですかね……。


 己の記憶では帆掛け船はこれであって、自信もある。

 しかし、検算は必要だ。

 ゆえに自分は、


「……えーと」


 表示枠を開き、通神帯で検索を掛ける。


 ……ほ・か・け・ぶ・ね、と。


 R元服、という検索ワードもつけておく。

 そして倫理規定はオフにして画像検索。

 すると一枚目から、


「え?」


 違った。


「あら浅間、何また椅子ガタアッとかさせて」


 オリオトライに乾いた笑いを送り、浅間は机に突っ伏した。

 そして前についた両肘の間に顔を俯き、顎を胸に当ててこう思った。


 ……違いましたよ!?


 自分が帆掛け船と思っていたのは、松葉系の技だった。


 ……あ、あれえ──!?


 帆掛けの方は、もっとアクロバティックな方だ。

 どう考えても人の動き的に無理があるもので、あれをやるんだったら重力制御が必要な気がする。だが、


「う、うん」


 確かにこれは、知っているかどうか問うネタだ。

 あまりにも名称から想像しがたい。

 だから己は、息をつき、自分を取り直した。

 全面的なリテーク作業が発生するのは如何ともしがたいが、ここで点数をとっておかねば雅楽祭に出られるかどうかが問題となる。


 やらねばならない。


 自分は、先に描いた力作を圧縮パンで消そうとした。だが、


 ……う。


 消そうと思うと、描かれている自分と彼の図の出来が良く、もったいなさを感じる。


「あ、あの、先生」


「あ? 何? 浅間」


「答案用紙、撮影していいですか?」


「ああ、答え合わせ用? だったらいいわよ」


 どうも有り難う御座います、と言い、記念に一枚撮っておく。

 周囲の皆も同じようにして、続いた。

 アデーレが前を向いたまま、机の下でこちらに右手を握って見せるあたり、今のはいいアイデアだったのだろう。

 そして己は、圧縮パンで合体図解を消しに掛かり、


「あ、あれ?」


 消えない。


 ……き、消えませんよ?


 強くこすっても駄目だ。

 プロテクトを掛けていたかと、答案用紙の右上あたりを指で押して気づく。

 これは表示枠じゃないですよ、と。だとすれば、


「う……」


 手にしていたのは、コークスペンではなく、油性のインクを使った洋式のペンだ。

 先ほどコークスペンを折ったとき、こちらに持ち替えていたのを忘れていた。


 ……う、うわあ──!


 消えない。

 回答ミスというのは人生においてよくあるものだが、合体画像をミスショットというのは一生においても希ではないだろうか。


 ……く……!


 仕方ないので、己は塗り潰しに掛かった。


 ……え、ええと、まずは合体部から。──って、それはスミケシですよ!!


 そうじゃない。

 全体を消さねば。

 斜線だと足りない。

 完全な塗り潰しが必要だが、ペン先の幅に比べて面積が広い。だが、


「……っ!」


 インクの匂いが漂う勢いで、自分はそれを潰した。 

描いたラインが透けて見えないよう、執拗に潰して、


 ……よ、よし、これから本番です!


 ようやく二問目に取りかかる。


 ミトツダイラは、回答を済ませ、一息ついていた。

 意外と楽なテストだったと、そう思う。

 先生の方でも、自分達のような雅楽祭出場者や、期間中に祭事を行う者達を気遣っているのかもしれない。だが、


 ……智?


 浅間が、先ほどから勢いよく答案を書き込んでいる音がする。

 随分と真剣な雰囲気だ。

 彼女の席はこちらの斜め後ろ、やや浅い確度に位置しているので、何気なく窺うことは出来る。

 そしてケルベロスの世話する振りしてそちらを覗き見れば、浅間が完全な俯き姿勢で赤面しながら作業していた。

 しかし、不意に動いた者がいる。

 オリオトライだ。

 彼女は壁の時計を見ると手を二つ打ち、


「ハイ、じゃあそんなところでテスト終了──」


 浅間は、はっとして集中から意識を覚ました。


 ……あ、あっという間でしたね!


 十問ある設問は、全て答えた。

 三人合体や四人合体が難所だったが、描きやすい、という意味で身内に出場して貰ってどうにかなった。


 ……智? 今、私達を何かに巻き込みましたわね?


 ……念話もカンニングになるから駄目ですよ!


 ……念話で奇声をお呼びですか浅間様!


 ……いや、まだ冤罪の範囲ですから大丈夫です!


 無言のP-01sが教室前側のドアを開け、右の親指を上げて去って行った。


 最後、合体の意義について語る部分があり、


「せ、先生、ちょっと待って下さい!」


「随分ねえ」


 言われる言葉を無視して、最後の一言を付け加える。

『お互いの同意が大事です』


 ……と、そんなところですね。


 は、と息をつき、ペンを置いて前を見た。

 そして壁の時計を見て、


「……あれ?」


 開始から、二十分しか経っていない。


 一時限は五十分なので、二十分経過だと半分以下だ。

 それなのにテストが終わるのは、


「あ、あの、先生、時間を勘違いしてませんか? まだ、二十分しか経ってませんよ?」


 ああ、とオリオトライが頷いた。


「保健体育のテストだから、保健と体育の二つのテストなのよ。今のが体育」


「……え?」


 自分は何か踏み外した感を得ながら、一応、問うて見た。


「このテスト、……合体技とか、何が先急いでるんです、……か?」


「あ、うん」


 オリオトライが表示枠を出す。

 それは秋のスケジュールで、


「──秋の体育祭でやる組み体操の演目についての出題ね。

 出題する内容が無いから先取りしたらしいんだけど、ちょっと先急ぎ過ぎよね」


「──え」


 思わず無反応になりかけたこちらに、オリオトライが会釈した。


「じゃあ答案用紙集めようか。出席番号順で、まずは浅間から──」


 ミトツダイラは、浅間が答案用紙を破るのを見た。


「ぬぉわああああああああああ!!」


 慌てた、というよりも、そうしなければならないというような動きで紙を幾重にも破る浅間に、自分は問い掛けた。


「と、智! どうしましたの!? いつもの病気ですの!?」


「あれ!? 何か酷いこと言われてますよ!?」


 浅間が振り向いた。その間にも、彼女の手は紙を連続して破いていて、


「え、ええと」


 そこでようやく、浅間は周囲の注目に気づいたらしい。

 彼女は、千切った紙を机の上にまとめ、慌ててその上に覆い被さり、


「あ、あの、ちょっと邪念の怪異を見つけて、これに封じてまして!」


「邪念?」


「え、ええ! そうなんですよ! 先日のアレが、ちょっと教室入ってきちゃってたんで、ええ! 答案用紙に封じ込めて千切ってしまおう、って感じでして!」


 浅間の声に、頷いたものがいる。

 オリオトライだ。

 彼女は半目で、


「ほほう?」


「あ、な、何ですか先生! その目つき!」


「いや、浅間? ……さっきの撮影は何だったの?」


「え!?」


 確実に、五秒ほど浅間が動きを止めた。

 その後で、浅間が身を起こし、汗を浮かせた笑顔で、


「あ、あれは、邪念を確保するプロセスを撮っておいてですね? それで確保した証拠にしようかな、っていう感じでして!」


「ほほう。じゃあ、先生にも見せてくれる?」


「ぁえ!?」


 再び、五秒ほど浅間が動きを止めた。

 そして浅間が、ええと、と何かを言おうとしたときだ。


「先生!!」


 後ろから声が上がった。


 ……我が王?


 その通りの人影が、手を挙げて立っている。

 振り向いた先、彼は真面目な顔で、


「俺、このテスト、あっちの合体だと思って全力で図解入れてたんだけど、努力点でどれだけ点数貰えるかな!? まだスミケシ入れてねえし!」


 長剣が飛んで馬鹿を吹き飛ばした。


 馬鹿が吹っ飛んでいる間に、浅間は千切った答案用紙を袂に入れてしまい込む。


 ……た、救かりました!!


 思っていると、左の頭に小さな物が当たった。

 紙飛行機だ。

 振り向けば、それは確かに喜美のいる位置から来ていた。

 何でしょう、と思って、床に落ちかけるそれをキャッチ。手にして広げてみれば、


『芸風同じ?』


『違いますよ!』


 と書いて投げ返すと、目を細めた笑顔で片手を前後に振られる。またまた無理して、とでも言いたいのだろうか。


 ……全く……。


 無視に専念して、自分は一息を入れた。

 ともあれ証拠は隠滅したのだ。テストは非回答となってしまうが、


「先生? ええと、これから保健のテストですよね?」


「え? ああ、うん。──浅間はそれでいいの?」


「あ、はい! 大丈夫です! そっちでいい点採りますから!」


 そっかー、と、長剣を拾うついでにテストを回収したオリオトライが、今度は保健の答案用紙を配っていく。


「後ろに回したら開始していいからね? 条件はさっきと同じで、二十分。ハイスタート」


 言われ、手にした答案用紙に己は身構えた。


 ……ここで挽回ですよね!


 うん、と頷いて、自分は一問目を読んだ。


《第一問:男女の合体技については、どのようなものがありますか。名前と、どのようなものかを記しなさい》


「先生! 同じ! 同じの配ってますよコレ!」


「いや違うって。タイトル”保健”っしょ? ──ハイスタート」


 喜美が爆笑する中、己は皆と一緒に俯きながらテストを開始する。


「あー……」


 ……この期間中って、安芸側でも同じようにテストしているんでしたっけか。



「……勉強になったであります」


「そうですか」


「ここまで自分を捨てるのがGTAの極意でありますね」


「いやそういう話ではないと思うんですが」


「一体どういう話ですの?」


「ともあれここからは視点を外に振りましょう」


「Tes.、じゃあ私達で資料を見つつ、進めますわね」


 安芸、厳島の中央からやや南西に、ローマが存在する。

 教皇総長の主校、K.P.A.S.は役職者と麾下委員会のみが所属する教導院で、その姿は大型の聖堂様のものだ。

 白い聖堂の入り口横、薔薇の垣根に囲まれた芝生の上で、幾つもの椅子が並んでいる。

 教皇総長を始めとした皆が、青空教室にてテストを行っているのだ。

 今、背の高い文机に答案用紙を乗せ、教員役の大司祭が皆の動きを見回っていく。

 その中、海が見える位置に、一つの人影があった。

 教皇総長、インノケンティウスだ。 

 彼は、削って短くなったコークスペンを握り、答案用紙に言葉を書いていく。

 史学のテストであった。

『設問:仏蘭西王シャルル七世がオルレアンの少女に見つかった理由を述べなさい』


《回答:旧派の知識に解り得ぬことは無い》


『設問:仏英戦争後、国内の混乱から、一時英国の王に仏蘭西は自治権を与えようとしました。その王の名を答えなさい』


《回答:教皇総長は知っているので問題無い》


『設問:教皇総長の義妹であり義姉であるオリンピア様、いいですよね』


《回答:ナメとるのか貴様》


 回答しつつ、インノケンティウスは思った。


 ……簡単すぎるなあ、おい。


 旧派は歴史そのものだ。そして教皇総長は旧派の全ての知識に通じている。ゆえにテストに対しては、


「教皇総長は”旧派の代表、教皇総長として答える”がゆえに、個人の言葉は使用しない。

 ──これ、人間ダメになるだろう。こんなんじゃあ。

 なあ、おい」


「元少年、──テスト中に話かけんでくれ」


「あー、そこの答えは”マルタ”だな」

「あのう、教皇総長? そういうのはカンニング扱いになるのでおやめ下さい……」


 ああ、悪い悪い、と自分は手を前後に振る。


「ミスすると教皇総長の名が穢れるとはいえ、いらん措置だ。重奏統合争乱以前の教皇が羨ましいぞ」


「その御陰で昔は馬鹿教皇が結構出たものだ、元少年」


「馬鹿かどうかを隠蔽しているだけだろう、今のこれは」


 全く、と己は空を見上げた。

 上空、東の空には武蔵がある筈だ。時折、空中を行く輸送艦が消えていくので、その存在が”在る”ことは解るが、


「……武蔵でもテスト期間の筈だったな」


 答案用紙を裏返し、そこに戦士団用の新型術式のアイデアを書き出しながら、口を開いた。

 何か面白いことはないものだろうかと、武蔵の見えぬ空を見上げながら、


「隠れているが、向こうは自由に馬鹿騒ぎしているのだろうなあ、おい」


「あ、皆御免、これミスプリだわ。──裏面に保健のテスト印刷されてるから、答えるのはそっちね。表面、体育の問題と同じの印刷されてるわ。

 いやあ、裏紙を印刷に使っちゃったかあ」


「えええ!? 私、今、全部描いたばかりなんですけど!!」


 皆が浅間を見て、浅間が自己フォローをするまでが一ターンだ。

 結局、テスト時間は最大延長され、終了は三十分を遅れた。

 だが、これによって、


「フフ、晴れて自由の身よ──! あら浅間、何よ一体、体育の点数がゼロ確定だからって保健体育の赤点心配してるの? もう、ダメよ? 赤点だと雅楽祭出られないわよ?」


「くあああああ! 自分のせいとはいえ、言われると腹立たしい……!」


 とりあえず皆は、祭態勢になったのだ。

刊行シリーズ

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン NEXT BOX GTAきみとあさまでIV【電子版】の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン NEXT BOX GTAきみとあさまでIII【電子版】の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン NEXT BOX GTAきみとあさまでII【電子版】の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン NEXT BOX GTAきみとあさまでI【電子版】の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン NEXT BOX GTA喧嘩と花火の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン NEXT BOX GTA縁と花【電子版】の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン NEXT BOX GTA祭と夢【電子版】の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン NEXT BOX GTA狼と魂【電子版】の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン NEXT BOX HDDD英国編〈下〉の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン NEXT BOX HDDD英国編〈中〉の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン NEXT BOX HDDD英国編〈上〉の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン NEXT BOX 序章編の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンXI<下>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンXI<中>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンXI<上>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンX<下>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンX<中>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンX<上>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン ガールズトーク 縁と花の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンIX<下>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンIX<上>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン ガールズトーク 祭と夢の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンVIII<下>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンVIII<中>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンVIII<上>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン ガールズトーク 狼と魂の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンVII<下>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンVII<中>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンVII<上>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンVI<下>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンVI<中>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンVI<上>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンV<下>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンV<上>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンIV<下>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンIV<中>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンIV<上>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンIII<下>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンIII<中>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンIII<上>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンII<下>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンII<上>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンI<下>の書影
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンI<上>の書影