年下の女性教官に今日も叱っていただけた

第3話 クラスメイトにママになっていただけた③

 ※今回の話は一部黒塗りになっております。書籍版では黒塗りなしで収録されますので、どうぞご安心ください。


 排尿の手伝いをしてもらうという苦渋の決断をしてから、シエラさんの行動は速かった。すぐさま俺を抱え上げ、小屋の外に運び出したのだ。

 草むらに俺を寝かせた後、下半身に両手を伸ばしてくる。

「それじゃあ、脱ぎ脱ぎしましょうか~」

 シエラさんは明るい口調で言いながら俺のベルトを緩め、長ズボンをふとももの辺りまで下ろした。

 そして俺が覚悟を決めた直後、下着を太ももの辺りまでずり下ろされた。


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「こんな感じでいいかな?」

「だ、大丈夫だと思います」

「じゃあ、いつでもいいよ」

「はい…………」

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「…………レオンちゃん?」

「す、すみません……。お、おかしいな……」

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 ああ、もう死にたい死にたい死にたい――


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「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ほら、が~んばれ、が~んばれ♪」

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「■■■■■■■■■■■■■■すごい、すご~い」

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「いっぱい出たね~。レオンちゃん、がんばったね~。偉いね~」

 シエラさんは賞賛しつつ下着と長ズボンを元に戻し、最後に俺の頭をなでてくれた。

 なんか……本当に赤ん坊になったような気分になってきた。

 というか、あんなところを見られてしまったら、俺はもう、シエラさんの赤ちゃんになるしかない……。


         S         S         S


 オシッコ後に再び小屋まで運んでもらったのだが、それから30分が経っても、麻痺は完全には消えなかった。若干回復して自力で座れるようにはなったのだが、立ち上がるのは難しいし、手もうまく動かない。

 やがて、シエラさんの友人たちがキノコや野草を集めてきてくれた。しかし、毒があるかどうかは、これから教科書を見て調べるようだ。


「そのキノコは毒があります。そっちの草は毒はないですけど、渋みがすごくて食べられたものじゃないです」

 採取してきたもののうち、どれが食用に適しているか教えてあげると、シエラさんは驚いたようだ。

「レオンちゃん、よく知ってるね~」

「命に関わることだからって叩き込まれたので」

「偉いね~。ママ、助かっちゃった」

 自然な流れで俺の頭をなでるシエラさん。すると、それを見ていた友人3人が呆れたように言う。


「シエラ、レオンさんのママになることにしたんだ……」

「シエラは母性が強くて、隙あらばお母さんになろうとするんだよね」

「アタシたちもよく赤ちゃん扱いされてて」

「男の赤ちゃんほしいって言ってたもんね……」

 この話を聞いて、そういうことだったのかと納得した。

 ……いや、もちろん完全に理解したわけではない。だが、シエラさんが俺に何を求めているかは察することができた。


 その後、シエラさんたちが小屋の外で鍋を作り始めた。ちぎったキノコや野草を煮込んだだけだが、サバイバルの食事としては及第点だろう。最悪生のまま食べるからな。

 やがてキノコと野草の鍋が完成し、シエラさんが器に装って持ってきてくれた。

「1人じゃ食べられないだろうから、ママが食べさせてあげるね」

「ありがとうございます……」


「はい、あーん」

 シエラさんが木製のスプーンを俺の口元に近づけてきた。その中には、俺が嫌いなキノコが入っている。

「すみません、実は俺、そのキノコはちょっと苦手で……」

「ママは好き嫌いを言う子は嫌いです。色んなものを食べないと、大きくなれませんから」

 シエラさんは有無を言わせぬ口調で言った。さっきはたくさん褒めてくれたが、厳しい一面もあるようだ。


「わ、わかりました……」

「よしよし、聞き分けが良くて偉いですね。はい、あーん」

「あーん……ううっ……」

 キノコの臭みで顔を歪めた俺を見て、シエラさんは満面の笑みを浮かべた。


「ふふっ。レオンちゃんは可愛いでちゅね~。ほらほら、もっとキノコを食べなきゃダメでちゅよ~♪」

 そんなやり取りをする俺たちを、シエラさんの友人たちが生暖かい目で見守っている。

「シエラさん……恥ずかしいですよ……」

「あなたは赤ちゃんなんだから、余計なことは考えなくていいんです」


 シエラさんは苦情を完全に無視。赤ちゃんとしての扱いを続け、食事後には俺の口の周りを拭いてくれた。

「残さず食べて偉いでちゅね~。それじゃあ、ごちそう様をしまちょうか」

 そう言いながらシエラさんは俺の両手を持ち、手のひらを密着させた。

「ごちそう様でした~」


 ……いや、麻痺が残っていても、手を合わせるくらいはできるのだが……?

「お腹いっぱいになって、おねむになったかな? 早く治るよう、おねんねちまちょうね」

 シエラさんは返答を待たずに俺を横たわらせ、胸を規則正しくトントンし始めた。

 こちらの意思を無視した寝かしつけである。

「レオンちゃんのことは、ママが立派に育ててあげまちゅからね~」

 こうして俺たちは、完全に母子の関係になったのだった。