年下の女性教官に今日も叱っていただけた2

インターミッション フィオナの心労

 お風呂から上がって岩陰で服を着ながら、ウチは考える。

 アソコに続いて、胸も見られた……。のぼせて転びそうになるなんて、我ながらアホすぎる……。

 レオンっち、ウチのおっぱい見てどう思ったかな……? 大きさとか形とか、けっこう自信あるんだけど……。

 なんて、気にしてることを悟られちゃダメだ。いつもの明るいウチを演じないと。


 てか、成り行きで混浴しちゃったけど、ウチが割と本気でレオンっちのこと好きになっちゃってるの、バレてるかな? たぶんバレてるよね? 普通、何とも思ってない人と混浴したりしないし……。


 レオンっちはウチのこと、どう思ってるんだろ……。異性として意識されてるのはわかるし、そこそこ好意も感じるけど、レオンっちって女子だったら誰でもいい感あるからな……。何ならモン娘とでも付き合えそうだし……。


 あー!! こんなことなら、彼ピ(仮)なんて中途半端な関係にならなきゃ良かった!!

 いや、でも、彼ピ(仮)になってもらわなかったら、こんなに仲良くなれなかったかもしれないし……。

 てか、こんなゴチャゴチャ考えるのって、ウチらしくないかも。『深く考えず、とにかく行動』ってのがウチのポリシーだったのに。


 ――あっ、わかった。レオンっちとのことは失敗したくないからだ。

 どうでもいい人が相手だったら、ミスってウザがられるのも怖くない。ふーんって思って、他の人と仲良くなるだけだし。

 でもレオンっちとの関係は失敗したくないから、こんなに色々考えちゃうんだ。


 ……そっか。ウチってこんなに臆病だったんだ……。

 きっとこれが、本気の恋なんだ……。なんか、すげー変なタイミングで気付いちゃった……。

 とりあえず、動揺を悟られないようにしないと。

 とにかく今は、リリアせんせーたちを助け出して、この島を脱出するのが最優先。じゃないと、レオンっちの童貞なんかすぐに食べられちゃうからね……。