
妖精の物理学 ―PHysics PHenomenon PHantom―
逆さまの街で、雪の結晶を宿す妖精に出会った。

逆さまの街で、雪の結晶を宿す妖精に出会った。
――第31回電撃小説大賞《大賞》受賞作――
「たった今、世界の法則を再定義しよう」
2032年に提唱された前代未聞の物理学理論により、世界の在り方は大きく変わった。特定の物理現象が少女の姿で具現化した存在――『現象妖精』は、人類に多大なる恩恵と、未曽有の大災害をもたらした。
七年前、『現象妖精災害』により一度崩壊し――復興した街・神戸。そこに暮らす少年・カナエは平穏な日々を過ごしていた――はずだった。あの日、助けを求める彼女の声を聴くまでは。
「1500万もの人間を、この手で一度に、――殺しました」
世界の秘密と、犯した罪。少年と妖精の逃避行が今、始まる。
大賞受賞作家が遺した感動の大作が堂々刊行!
ISBN | 9784049162301 |
---|---|
判型 | 文庫判 |
ページ数 | 440ページ |
発売日 | 2025年5月10日発売 |
定価 | 858円(本体780円+税) |