イベント
1989年12月にスニーカー文庫から「フォーチュン・クエスト」が発売されて30周年。
2019年12月から、「フォーチュン・クエスト」30周年の足跡をイラストでたどる、迎先生の原画展が、GoFaにて開催されました。
このページでは、原画展の様子と、こぼれ話をお届けいたします。
迎先生の「フォーチュン・クエスト」カラーイラストは、初期作品(1995年ぐらいまで)が透明水彩、以降はカラーインクをメインの画材にして描かれています。
透明水彩の一部とカラーインクは蛍光色を含んでいますが、文庫を印刷する際は、蛍光色を表現することができません。原画でしか見ることのできない色を感じる展示でした。
◆前期展示(2019年12月14日~12月26日)
1989年12月にスニーカー文庫から刊行された『フォーチュン・クエスト 世にも幸せな冒険者たち』のカバーイラスト原画と、2019年12月に刊行された最新巻『新フォーチュン・クエストII ここはまだ旅の途中<上>』が展示されていました。
イラストはすべて、文庫などに収録されているイラストの外側の、塗りの「にじみ」までが見えるように展示しています。
色をためしたあとも……。
会場内には、来場された方がコメントを書き入れられる「寄書帳」が置かれていました。
1ページ目は、迎先生のイラストとコメントが書きこまれていました。
会場内BGMは、音楽CD「フォーチュン・クエスト1 世にも幸せな冒険者たち」でした。
◆後期展示(2020年1月8日~1月19日)
「モンスターポケットミニ図鑑」ポスターやジャケットイラスト、プレイステーション専用ソフト「食卓の騎士たち」ジャケットイラストなどの大判のイラストから、「コンプティーク」の連載コーナー用のミニカット、お料理メモなどのカットが展示されていました。
「新フォーチュン・クエスト(3) 偽りの王女」のカバーイラストの枠が、金色の絵の具で塗られていたことは、原画でしか伝わらないことだったのでは……と思います。
文庫に収録された口絵の1Pめ、総扉のカラーイラストが一気に展示されていました。
口絵イラストの1Pめには、「子ども時代のクレイ・トラップ・マリーナ」や、「シロちゃんと旅立ったキットンが見た光景」など、『パステルが見ていない場面』が描かれています。(※一部例外もあります)
後期でも、迎先生が「寄書帳」に、イラストとコメントを描いてくださいました。
そして後期BGMは、「モンスターポケットミニ図鑑」でした。
◆ライブドローイング(2020年1月18日)
迎先生のイラスト作業を、間近で、直接見ることのできるイベントです。
辞書2冊を重ねたうえに、ボードを置き、紙を固定して作画を進めていきます。
線画が描き上がったら、いよいよカラーインクの出番です。
肌色など、まずは薄い色から始めて、濃い色へと塗り進んでいきます。
塗りの完成がこちらです。
色を入れる範囲を水で濡らし、カラーインクをにじませて、塗り上がったらドライヤーで乾かしていく作業を続けます。
ライブドローイングの様子ではありませんが、会場現地でも公開していた、原画展ポスターイラストの作業経過を撮影した動画をお届けいたします。
◆原画展グッズ
GoFaサイトにて、原画展グッズの通販が行われています。
サイン入り複製原画など、ここでしか入手できないものばかりです。
数に限りがございますので、ご利用の方はお早めにお申し込みください。
https://test-shopgofa01.shop-pro.jp/