いつかここにいた貴方のために/ずっとそこにいる貴方のために
これは「おわり」の物語。互いを想った、二人の悲劇の物語。
これは「おわり」の物語。互いを想った、二人の悲劇の物語。
少年兵レンカはその日、奇跡を見た。
それは、春に――四月に降る雪。血みどろの最前線に降り、あらゆる敵を凍てつかせる雪。
その奇跡を起こした少女は、こう呼ばれていた。『氷棺(ひつぎ)の聖女』と――。
レンカと少女はふとしたことから出会う。移ろいゆく戦局の、その束の間に訪れた平穏な日々。二人は少しずつ、その距離を縮めていく。
だが、彼らは忘れていた。
少年が「ただの兵士」であることを。
少女が「絶対の兵器」であることを。
これは愚かな少年と、幸せではない少女の出会いと、そして、別れの物語。
ISBN | 9784049129496 |
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判型 | 文庫判 |
ページ数 | 344ページ |
発売日 | 2019年11月9日発売 |
定価 | 693円(本体630円+税) |
店舗特典情報
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とらのあな
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