シリーズ:時空のクロス・ロード
時空のクロス・ロード ピクニックは終末に
その世界で、僕はヒーローなんかじゃなかった。
その世界で、僕はヒーローなんかじゃなかった。
「それにしても、平和だよな」
気が置けない仲間達に囲まれ、平凡だが平和な日々を過ごしていた富子市の高校生・木梨幸水。そんなある日、
「お前さんには才能があるようじゃ―」
彼は不思議な爺さんと出会い、時空転移装置なるものを手渡される。スイッチを入れた彼が辿り着いた先、そこは、
「この世界は、地獄だ…」
崩壊した富子市だった。そして、困難な状況の中で必死に生き延びてきた仲間達が彼を待っていた。
「よかった…生きてたんだ…」
生還を喜ぶ幼なじみの香織。だが幸水は戸惑いを隠せなかった。
「ここは、僕の世界じゃない…」
ISBN | 9784840216104 |
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判型 | 文庫判 |
ページ数 | 344ページ |
発売日 | 2000年9月10日発売 |
定価 | 599円(本体570円+税) |