シリーズ:キリングメンバー
キリングメンバー ~遥か彼方と冬の音~
選考会で物議をかもした、第23回電撃小説大賞最終選考作が登場!
選考会で物議をかもした、第23回電撃小説大賞最終選考作が登場!
ある朝、学校の理科準備室で桜井夏希が殺された。密室殺人だった。当日学校を休んでいた遠藤彼方は、友人の山崎快斗から事件の話を聞き、不謹慎ながら興味を惹かれる。刑事である山本観月と柴田旭は捜査に乗り出し、被害者の父である桜井秋園もまた独自に犯人特定を急いでいた。
事件が起きても日常は進む。彼方と快斗は、休日近藤此方と遊んだり、また彼方は翌週の放課後、恋人である久保詩織と談笑しながら下校する。しかし、そこで観月に声を掛けられたことから事態は急転する。
次々と不審死を遂げる学校関係者。連続殺人犯と連続誘拐犯。六年前に起きた凄惨な事件とその被害者。全てに関与する一人の人間。夏希の死をきっかけに、あらゆる歪みが露呈する。これは、謎を解き、犯人を暴く物語──ではない。
ISBN | 9784048928854 |
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判型 | 文庫判 |
ページ数 | 328ページ |
発売日 | 2017年5月10日発売 |
定価 | 693円(本体630円+税) |