シリーズ:わたし、二番目の彼女でいいから。
わたし、二番目の彼女でいいから。3
桐島くんを二人で共有しよ? 加速する歪な三角関係が堕ちる先は……。
桐島くんを二人で共有しよ? 加速する歪な三角関係が堕ちる先は……。
「ねえ、私たちで桐島くんを共有するの、ダメかな……?」
俺は今、橘さんと付き合いながら、早坂さんとも付き合っている。
共有のルール。それは互いに抜け駆けしないこと。「一番目」になれない方が傷つくなら、それは優しい関係とすら言えるだろう。
たとえそれが、歪で、甘美な延命措置に過ぎないとしても。
だけど……。
二番目でよかったはずなのに。
それでも一番目になりたくて。
互いにエスカレートする好意と行為。
その果てに、俺らの関係はやがて軋みを上げ始め……。
もがいて、すがりついて、大事だった何かを摩耗させながら。
どこまでも深みに堕ちていく。
ISBN | 9784049142327 |
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判型 | 文庫判 |
ページ数 | 328ページ |
発売日 | 2022年5月10日発売 |
定価 | 726円(本体660円+税) |
店舗特典情報
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