シリーズ:春夏秋冬代行者
春夏秋冬代行者 黄昏の射手
宵闇を齎す者――「黄昏の射手」。 夜は彼の努力によって作られている。
宵闇を齎す者――「黄昏の射手」。 夜は彼の努力によって作られている。
「夜を統べる者。その神名は――」
世界に安らかな朝と夜を授ける為に三百六十五日空に矢を射る者。神の御業を託された『巫の射手』。
大海原に浮かぶ大和と呼ばれる列島の国では、射手はこう呼ばれている。
朝を齎す者、『暁の射手』。
夜を齎す者、『黄昏の射手』と。
黎明二十一年五月、黄昏の射手・巫覡輝矢は囚われていた。目覚めたとき、そこは自分の部屋ではなかった。春夏秋冬の代行者達と同様に神に力を与えられた彼が、なぜ見知らぬ地に? 加えてなぜ、彼を守る従者・慧剣は傍にいない?
「輝矢様」
そして響く少女の声。それは現人神たちに降りかかる新たな苦難を告げるものだった――。
ISBN | 9784049158618 |
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判型 | 文庫判 |
ページ数 | 520ページ |
発売日 | 2024年12月10日発売 |
定価 | 880円(本体800円+税) |