シリーズ:滅びの季節に《花》と《獣》は
滅びの季節に《花》と《獣》は 〈上〉
恋に堕ちたのは哀しき獣と聖女の心を持つ奴隷。異形なる恋物語が紡がれる。
恋に堕ちたのは哀しき獣と聖女の心を持つ奴隷。異形なる恋物語が紡がれる。
幾多の滅びを乗り越えて栄える花の街スラガヤ。そこで人は等しく奴隷として生き、奇蹟の操り手《大獣》に仕えることが定められていた。街にあだなす鋼の虫――《天子》との戦が続くある冬に、その恋物語は花開く。
人間を貪り食うという伝承を持ち、人々に畏怖されながら郊外の廃墟に居を構える美しき大獣、《貪食の君》。
全身に刻まれた《銀紋》によって幼い姿のまま成長が止まり、奴隷市場で売れ残った天真爛漫な少女、クロア。
偶然と嘘から結ばれた二人の関係は、一つ屋根の下でぎこちなく、しかし確かな情愛をもって育まれていく。愛しき日々は、やがて戦場に奇蹟を起こし……。
ISBN | 9784048935715 |
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判型 | 文庫判 |
ページ数 | 360ページ |
発売日 | 2018年2月10日発売 |
定価 | 715円(本体650円+税) |