シリーズ:滅びの季節に《花》と《獣》は
滅びの季節に《花》と《獣》は 〈下〉
もう二度とその手を放さない――。《花》と《獣》の異形なる恋に奇蹟を。
もう二度とその手を放さない――。《花》と《獣》の異形なる恋に奇蹟を。
――それは、永久の別れなのか。
《天子》の襲来からスラガヤを護り抜いた末、《銀紋》の力を使い果たした二人。肉体は限界を迎え、《貪食の君》は深き眠りに就く。もう一度クロアを抱きしめたいという、淡く切なる願いと共に。
独り取り残されたクロアは、朽ち滅びた地下街エルラムで、《銀紋》を持たない謎の集団に囚われていた。一方スラガヤでは、クロアを聖女の再来と謳うリリアン教が街の変革に動き出す。滅び行く世界の歩みは、もはや止める術もない。
しかし二人に待ち受ける過酷な運命は、古き二つの記憶を呼び起こす。かつて一人の青年が手にした幸福と悔恨、一人の少女が残した想いと希望。その果てに、三百年の月日を超えた一つの奇蹟が蘇る。
異形なる恋物語、その結末は。
ISBN | 9784048937887 |
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判型 | 文庫判 |
ページ数 | 360ページ |
発売日 | 2018年4月10日発売 |
定価 | 737円(本体670円+税) |