シリーズ:とある魔術の禁書目録
新約 とある魔術の禁書目録(9)
魔神オティヌスの思惑の通りに、世界は、滅びた。
魔神オティヌスの思惑の通りに、世界は、滅びた。
オティヌスの支配は、成就した。 闘いの舞台であるグレムリンの本拠地、東京湾上に浮かぶ『船の墓場』は消失した。それどころか、世界そのものも消えて無くなった。共に来たインデックスも、御坂美琴も、レッサーやバードウェイ達も当然消えた。 統一された闇の空間。黒一色のそこに、上条当麻だけが残されていた。その理由は、ただ一つ。世界の基準点であり修復点でもある『右手』を持つからだった。 神と成ったオティヌスにとって、上条当麻はすでに微塵も興味の無い存在となっていた。いつものように、ここから彼の逆転劇が始まる可能性は、全くない。 ここはそういう『世界』だった。 そして。 そして。 そして。 これは、上条当麻の心を挫く物語。
ISBN | 9784048662222 |
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判型 | 文庫判 |
ページ数 | 344ページ |
発売日 | 2014年1月10日発売 |
定価 | 715円(本体650円+税) |